1週間に130人の生徒さん
その昔、1週間に130人 (正確には129人)の生徒さんを 大手音楽教室で教えていたことがあります。
本当に、毎日が忙しくて、まさに忙殺の日々でした。
土曜日だけで、48人の生徒さんが来て、毎日、今日が、何曜日で、誰のどんなレッスンをしているか、わからないくらい、忙しかったことだけ記憶してます。
教えている・・・というより、ただレッスン回数を消化している、カリキュラムに沿ってテキストを進めているというだけだったと思います。
今思えば、当時の生徒さん、ごめんなさい・・・ ですね。
自分の許容範囲を 遥かに超えた生徒さんを かかえて、お名前を覚える前に、次の先生へ・・ということもありました。
そして、挙句の果てには、身体をこわして、入院しましたね。
そういう経験をして、今の私があるわけですが、
今は、本当に責任を持って教えられる人数だけ を お受けしています。
私自身が、情熱を注ぎ、育てていける生徒さん、今いらっしゃる生徒さんを 大切に、これからも、1回、1回のレッスンを 大切にやっていこうと思っています。
今日も、2歳、3歳さんのレッスン法を勉強しに、大阪は堺まで行ってきました。
当時・・、自分が勉強する時間なんて皆無でしたし、生徒さんのことを考える暇もなく、とにかく気持ちに余裕もなく、ただ 『馬車馬のように働いた・・』という記憶だけしかありません。
今、在籍されている生徒さんのことを思い、指導案を考えたり、教材の研究をすることが、とても楽しいです。
今日得た指導法を どのように、生徒さんに還元しようかと、ワクワクしながら考え中です。
それでも、今の私があるのは、130人の生徒さんを 教えていたからでもあるので、そのことを忘れず、楽しくレッスンしていきたいです。