舞台裏の世界
中学生になったら、発表会で、舞台裏の仕事を お手伝いしてもらっています。
舞台裏の仕事といっても、いろいろありますが、
ピアノの椅子の高さ調節、ピアノの鍵盤を拭く、記念品を渡す、プログラムのマイク放送、
譜面台や、小物楽器のセッティングなどなど・・。
細かい仕事は、無数にあります。
ただ、発表会に参加して、ピアノを弾いて終わり、ではなく、
この舞台をするために、裏でどんな人たちが支え、どんな仕事をして成り立っているのか、
自分たちが経験することで、いろんなことを学んでいきます。
失敗もまた大切です。
そんなわけで、プログラムのアナウンスも、プロのようには、いきませんが、
場を踏んで、少しずつ上手になっていきます。
舞台の裏でお手伝いをすることで、将来、気遣いや、心配りのできる人にもなります。
中学生は、高校生や大学生に教えてもらいながら、
『 この人に、任せておけば安心 』 と言ってもらえるようになります。
そして、小学生以下、小さい人たちは、舞台袖で出番待ちをしながら、
お姉さんたちの様子を見ています。
自分が、中学生になった時、自然とお手伝いができます。
華やかな舞台の裏側で、様々な世界が繰り広げられています。