絶対的バイエル崇拝論!?
ピアノを習う人なら、必ずといっていいほど、
『バイエル教本』は、使用するテキストですし、幅広く知られた名前です。
また、進度やレベルを知る上で、
『バイエル〇番まで弾いている』
『バイエル〇番まで終わっている』
と、バイエルを基準にすることもあります。
特に、保育系の高校や大学に進学する場合、
この『バイエルが終わっているかどうか』で、
入学後のピアノの授業が大きく変わってきます。
そんな絶対的な位置をしめるバイエルですが、
レッスンを進めていく上で、障害となってしまうことがあります。
バイエルは、ピアノを習う人なら、誰もが学ぶ大変優れた良い教本です。
薬にたとえるなら、誰にでも良く効く良いお薬。
でも、どんなに良い薬でも時として、副作用が出てしまうこともあります。
それと同じように、良いと思って使い始めたバイエルも、途中で
『弾くのイヤ~、嫌い~』
となってしまうことがあります。
『バイエルをやっていくと、ほかの曲が上手に弾けるようになるんだよ。
がんばろうネ 😛 』
と言ってあげても、
『もう、バイエル見るのもイヤや~ :cry: バイエル嫌い~』
となれば、修正不可能 🙁
こうなれば、もう副作用出まくり、お薬が合っていない状態。
こんなときは、テキストを変更したり、バイエルを休止したり・・・。
今は、昔と違って、バイエル以外にも優れたテキスト(新薬)が、たくさんあります。
『絶対にバイエルをさせて欲しい 』
『バイエルだけは、終わって欲しい 』
たまに、このようなリクエストを お母さまよりお受けすることが、あります。
テキスト選びは、 音符の処方箋
生徒さん、おひとりおひとりに合ったお薬(テキスト)を処方すべく、
バイエルをはずす・・・。
ということもありますこと、ご理解お願いします。