シルバーエイジになっても・・・
聞いた話で恐縮ですが・・・。
とある発表会で、ひじょ~にご年配のご婦人が、よたよたと、舞台に登場されてきたとのこと。
あえて、おばあさま・・と書かせていただきますが、
その方が弾くのは、エレクトーンで『オーメンズ・オブ・ラブ』
ご存知の方も多いかと思いますが、Tスクウェアというフュージョンバンドのかつて一斉風靡をした大ヒット曲です。
F-1のテーマ曲『トゥルース』の方が有名ですか・・、そのバンドの曲ですが、
失礼ながら、ゆったりとした前奏のあと、早いテンポになるノリノリの曲が、このおばあさまに弾けるのかと思ったそうで、
案の定、早くなるところで、リズム(エレクトーンは、あらかじめ設定したリズムボックスなるものを使います)が合わず、
もう一度、最初から弾き直しを されたそう。
再チャレンジの二度目も、残念ながらリズムが、裏打ち(要するにズレること)になりながら、なんとか最後まで完奏。
発表会が終わってから、会場の外でお迎えの車かなんかを 待っていらっしゃる先ほどのおばあさまを
たまたま見かけ、ふと見たら 杖 を ついておられたそうで・・・。
舞台にあがる時は、杖なしで、そして、エレクトーンを弾く。
しかも、フュージョンのカッコイイ曲。
出来栄えは、とにかくとしても・・・、尊敬に値することだと思いました。
私も、最近、歳とともにエレクトーンを 弾くのに足がつらい・・・、なんて思っていましたが、
そんなこと言ってられませんね。
シルバーエイジになっても、素敵にピアノやエレクトーンを 弾いていたいと思います。