グループレッスンでは、ピアノのレッスンはしません。
奈良市【やまなかみゆきピアノ教室】山中です。
この時期、大手の音楽教室のCMが大々的に流れ、とても魅力的に感じられることかと思います。
個人のピアノ教室が、体験レッスン…なるものをするようになったのも、この大手音楽教室の『ただ今、無料体験レッスン開催中…』なる謳い文句が始まりだと言われています。
それはさておき、新学期を迎えるにあたり、春からピアノを習わせよう、音楽教室に通おうとお考え中の保護者の方もいらっしゃることと思います。
おうちにピアノがある、あるいは、ピアノを習わせようと思っていらっしゃる保護者の方に、ひと言申し上げたいことがあります。
それは、
グループレッスンでは、ピアノを弾きません、使いません。
ということです。
私自身が、大手音楽教室で講師として仕事をしておりましたので申し上げますが、グループレッスンでは、レッスン用の電子オルガン(エレクトーン)を使います。
もしも、おうちの楽器が、アップライトピアノなどアコースティックな楽器であっても、レッスンで弾くのはオルガンです。
たまに、グレードテスト前に、教室で先生が弾くピアノで弾いてもらうことはあっても、普段のレッスンがオルガンなので、ピアノを弾きこなせることは出来ないです。
グループレッスンなので、ピアノを弾く手の形や指の使い方など、細かい指導をすることもありません。
というより、グループレッスンなので、そのような指導が出来ないのが現状です。
もしも、ピアノを習わせようとお考えなら、やはり、個人のピアノ教室に通われることをお勧めします。
特に、すでにアコースティックなピアノをお持ちだという方は、グループレッスンでオルガンを弾くレッスンを受けるのは、とてももったいないと思います。
もちろん、グループレッスンでみんなと楽しくやっていきたいとお考えでしたら、グループレッスンでアンサンブルしたり、みんなで歌を歌ったり楽しくレッスン出来ると思います。
【やまなかみゆきピアノ教室】にも、大手音楽教室から移籍されてくる生徒さんがいらっしゃいますが、本格的にピアノを…と思った時に、すでに何年間か何の指導もない手や指のくせが我流についていて、それを正しく直していくことが、ご本人にとっても教える方にとっても、サポートされるおうちの方にとっても、ものすごく大変なことになりうることがあります。
最初についてしまったくせは、なかなか直りません。
それを何倍もの努力と思いでレッスンしていくことは、ご本人にとっても、相当な負担になります。
ピアノは、最初に身につけるフォームで、ずっと楽に弾ける、楽しく弾けるようになります。
今は、みんなで楽しくレッスンして、将来的にはピアノで…とお考えでしたら、最初からきちんとピアノを弾けるようにされた方が近道です。
グループレッスンのメリットももちろんありますが、グループレッスンという特性上、決まったカリキュラムがあるため、『弾けても弾けていなくても、どんどん◯(合格)になっていく』という特性もあります。
まだ弾けていないのに、合格して次の曲になる…、これが積み重なると、カリキュラムについて行けなくなります。
逆に、もう弾けている、早く次の曲が弾きたいのに、なかなか合格しない…、これが重なると、やる気が萎えてしまうばかりか、素晴らしい才能や可能性が隠れているにも関わらず、その芽を出せないことになりかねません。
上記の二点の事例について、それはそれで構わないと思う場合は、グループレッスンで楽しくやっていけると思います。
でも、ついていけない場合は、その子にあわせて、もっとゆっくりしたペースで進めると『弾けた!』という喜びが味わえます。
『うちの子、何で弾けないのかしら、向いていないのかしら』ということではなく、進度があっていないのです。
どんどん弾ける子には、どんどん合格して、いろんな曲が弾ける!こんな難しい曲も弾けた!という達成感や喜びが味わえます。
遅いと感じるカリキュラムが次の曲になるまで、待っている必要はないのです。
【やまなかみゆきピアノ教室】では、その人その人に合わせたカリキュラムで、無理なく楽しくレッスンが進められるよう、おひとりずつカリキュラムを組んでいます。
もし、個人ピアノ教室をお考えでしたら、グループレッスンのメリットデメリットも音楽教室時代に経験している講師が指導します【やまなかみゆきピアノ教室】にお越し下さい。
体験レッスンも、ただ今受付けております。
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